八名 信夫

八名 信夫(やな のぶお、1935年8月19日 – )は、俳優、元プロ野球選手。岡山県岡山市出身。血液型B型。悪役商会所属。本名は同じ。
父の亀億(ひさお)は国鉄岡山駅の助役を退職後、「千歳座」という劇場を経営していた。
岡山東商業から明治大学に進んだが中退[1]、プロ野球東映フライヤーズ(現:北海道日本ハムファイターズ)に投手として入団。しかし、試合中の怪我[2]が元で選手生命を断たれ、現役を引退した。東映フライヤーズ、北海道日本ハムファイターズOBで組織する『フライヤーズ・ファイターズOB会』のメンバー。
野球選手引退後、親会社の東映専属の映画俳優となる。俳優転向の理由は、東映本社社長であり、東映フライヤーズオーナーでもあった大川博から、「長嶋茂雄や王貞治に打たれるより、高倉健に撃たれろ!」と言われた事がきっかけとのこと。初めて出演者として名前の出た映画は『遊星王子』。ただし宇宙のギャングという設定で、顔の部分が覆われた衣装だった上、同じ衣装の出演者が複数いたため、映画を見ても自分がどこに出ていたかわからなかったという。[3]
ギャングや悪党を専門に演じる俳優集団悪役商会のリーダー(会長)。刑事ドラマでのヤクザ・暴力団組長・凶悪犯、時代劇での用心棒・悪徳役人・妖術使いなど多くの悪役を演じた。1990年代、バラエティ番組において「1050回ぐらい殺されたかな~」と悪役を演じ、殺された回数の多さを述懐したことがある。だが、最近は悪役俳優のイメージを脱却し、孫と遊ぶ優しいおじいちゃんの役など個性派俳優としての活躍が目立つ様になっている。
初めて出演したバラエティ番組は『今夜は最高』。その後、『オレたちひょうきん族』のひょうきんベストテンのコーナーに出演。
出身小学校の「岡山市立出石小学校」は都市空洞化によるドーナツ化現象で児童数激減の為に廃校。閉校式には自身による講演会が行われた。
1985年にはアニメ映画『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』のギルモア将軍役で声優に初挑戦している。
駆け出しのころ、宿舎の「八名様」と書かれた自室を開けたら、布団が8組置いてあった(「やな」を「はちめい」と読み違えられた)。
岡山男の気風を歌う「野風増」を橋幸夫、河島英五らとの競作で自ら歌いレコード化する計画があったが、訳あって断念せざるを得なかった。
幼少時代から鉄道好きであり、特に蒸気機関車には思い入れがある[4]。
同郷のプロ野球選手に星野仙一らがいる。星野は大学の後輩でもある。

「八名 信夫」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2012年8月6日21時(日本時間)現在での最新版を取得。

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