大塚周夫

大塚 周夫(おおつか ちかお、1929年7月5日[1] – )は、日本の俳優、声優、ナレーター。本名同じ[1]。
青二プロダクション所属。以前は劇団東芸、劇団俳優小劇場、芸能座などで活動。東京府出身。身長170cm、体重73kg。
4歳から新宿区内のダンス教室に通っており、俳優になる前はダンサーだった。戦後は、進駐軍のキャンプで踊っていた。だが両脚の膝関節炎と結核のために俳優へ転向。タップダンスが得意で、今でも時折スタジオや待合室で披露する事もある。
テレビ放送が開始される以前、ラジオの仕事もなかった頃は、大八車を引いて小学校をまわり、『桃太郎』や『浦島太郎』などの演劇の芝居だけが唯一の仕事だったという苦労が続いた時期があったと語っている。その分、民放ラジオなどでラジオドラマなどの仕事がくると、やっと仕事が出来ると安堵し、嬉しかったと語っている。
俳優転向後は、その運動神経を活かしてスタントを交えたアクション映画の悪役の仕事に就く。特に丹波哲郎などに殴られて吹っ飛ぶアクションが上手く、殴った丹波が強そうに見えるということで出演を依頼されることが多かった。その折にたまたま映画館で見たリチャード・ウィドマークの凄みのある芝居に惹かれ、その芝居を研究するためテレビ局にウィドマークの吹き替えを担当させて欲しいと頼んだことが、声優業を始めるきっかけとなった。以後、数々の洋画吹き替え、アニメで活躍している。
声の仕事と平行して、舞台では小沢昭一らとの『しみじみ日本・乃木大将』『国語事件殺人辞典』(どちらも井上ひさし著)などに多数出演。またテレビでは、NHK大河ドラマやフジテレビ系ドラマの常連として知られている。

「大塚周夫」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2012年8月6日21時(日本時間)現在での最新版を取得。

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